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幕末・明治 激動の25年 〜明治維新の実像〜

税込価格: 2,200 円 (本体価格: 2,000 円)

和 邦夫 著

ページ数 / 判型: 292ページ / B6判

2021年4月19日刊

ISBN: 978-4-7547-2888-5

商品コード : 4859
製造元 : 和 邦夫 著
本体価格 : 2,000
価格 : 2,200円(税込)
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幕末から明治にかけての二十五年間は、日本が近世から近代に移行する激動の時代であった。 徳川幕府は、一八五三年のペリー来航を契機として開国に踏み切った。正しい判断であったが、統治力の劣化から通商条約締結にあたり天皇の権威を頼った。しかし、孝明天皇は条約締結を承認せず、このことが尊王攘夷運動を惹起、その...

幕末から明治にかけての二十五年間は、日本が近世から近代に移行する激動の時代であった。
徳川幕府は、一八五三年のペリー来航を契機として開国に踏み切った。正しい判断であったが、統治力の劣化から通商条約締結にあたり天皇の権威を頼った。しかし、孝明天皇は条約締結を承認せず、このことが尊王攘夷運動を惹起、その先鋒に立ったのが長州であった。やがて、薩摩も幕府に見切りをつけ、長州と結び、薩摩が主力となって天皇を擁して徳川幕府を倒した。倒幕後、薩長土肥勢力を中心とする新政府が、その基礎を固めるのには凡そ十年を要した。西南戦争を経て基礎固めが一応出来たと言えよう。そして、この時期に、維新の三傑と言われ、維新群像の中で抜きんでた存在であった木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通が相次いで世を去った。
本書が記す一八五三年のペリー来航から一八七七年の西南戦争までの二十五年間は、まさに、息つく間もない激動、激変、革新の時であり、日本の歴史上、時代転換の一つの節目であった。この舞台に登場した人々が、時代の流れをどう創っていったのか、或いは、流されていったか、興味尽きないものがある。
明治維新の実像をご一読頂ければ幸いである。

主要目次

序章

第1章 幕末15年〜開国と尊王攘夷、徳川幕府の衰退
第1節 徳川幕府、開国策へ
1 米国ペリーと露国プチャーチンの来航
2 水戸斉昭、島津斉彬
3 ペリー再来航と神奈川条約(日米和親条約)
4 老中阿部正弘
第2節 ハリス、日米修好通商条約
1 堀田正睦、ハリス着任、篤姫輿入れ
2 日米修好通商条約
3 朝廷へ条約承認を要請、孝明天皇の反対
第3節 井伊大老の決断
1 井伊直弼大老就任
2 将軍後継家茂決定と日米修好通商条約調印
3 安政の大獄
4 遣米使節団
5 桜田門外の変
第4節 老中安藤信正
1 和宮降嫁
2 英国の進出
第5節 薩摩藩島津久光上洛、江戸出府
1 久光上洛
2 西郷隆盛の奄美大島から帰鹿と沖永良部島流罪
3 久光、江戸出府
第6節 京都、攘夷派席捲
1 長州藩攘夷へ、過激攘夷派公卿三条実美など
2 将軍家茂上洛、攘夷回答
3 長州の米仏蘭艦船砲撃と薩英戦争
第7節 8月18日の政変、横浜閉港問題
1 文久3年8月18日の政変
2 将軍家茂上洛、横浜閉港問題
第8節 禁門の変と4国艦隊長州砲撃
1 禁門(蛤御門)の変
2 4国艦隊長州下関砲撃
3 水戸天狗党
第9節 長州征伐
1 長州征伐発令
2 征長参謀に西郷起用、西郷の和平交渉
3 長州藩政変(元治内戦)
4 桂小五郎(木戸孝允)
第10節 条約勅許
1 300万ドル賠償を巡る英国公使パークスと幕府の交渉 2 条約勅許、関税引下げ
第11節 第2次長州征伐
1 第2次長州征伐へ
2 開戦と休戦
第12節 薩長盟約
1 薩長三角貿易
2 薩長盟約
3 坂本龍馬
4 薩摩の財政


第2章 幕府体制の終焉、討幕
第1節 慶喜将軍就任、孝明天皇崩御、明治天皇践祚
1 慶喜の幕府陸軍改革
2 慶喜将軍就任
3 孝明天皇崩御、明治天皇践祚
4 兵庫開港と長州寛典問題
第2節 大政奉還
1 土佐、薩摩の動き
2 慶喜、大政奉還
第3節 倒幕への動き
1 討幕の密勅
2 大政奉還後の動静
3 坂本龍馬暗殺
4 薩摩主導の倒幕へ
第4節 王政復古のクーデター
1 王政復古のクーデター
2 慶喜の対応
3 薩摩の江戸攪乱、藩邸焼失〜鳥羽伏見開戦へ
第5節 鳥羽伏見戦〜戊辰戦争始まる
1 戦前の状況
2 鳥羽伏見戦
3 何故、慶喜は大阪から撤退したのか
第6節 鳥羽伏見戦後の新政府(朝廷)、幕府の動き
1 新政府(朝廷)の動き
2 新政府の治世
3 赤報隊
4 江戸に戻った慶喜、篤姫、和宮の動き
第7節 京都新政府の動き
1 新政府内の公武の軋轢
2 大阪親征行幸、祭政一致回復など
第8節 東征軍江戸へ、江戸城開城
1 新政府軍江戸へ
2 五か条の御誓文、五榜の掲示
3 江戸城明渡し交渉
4 江戸城明渡しと幕府解体
5 上野彰義隊戦争
第9節 東北越後戦争
1 奥州列藩同盟成立
2 東北越後戦争
3 戦後処理
第10節 箱館戦争
1 蝦夷共和国誕生
2 箱館戦争


第3章 幕藩体制解体、新しい国家建設
第1節 新政府初年の政府統治組織構築
1 慶応4年1月17日の改革
2 同年閏4月21日の政体書による改革
3 下局(公議所)、上局整備の動き
4 明治2年5月13日 官吏公選
第2節 改元、江戸遷都
1 江戸を東京と改称、天皇即位の礼、明治改元
2 天皇東幸、還幸、再東幸
3 東京の状況
4 戊辰戦争後の西郷隆盛
第3節 版籍奉還
1 版籍奉還への動き、薩長土肥4藩主の版籍奉還建白書
2 版籍奉還〜国是会議開催、版籍奉還申出、勅許
第4節 職員令官制改革、大隈財政
1 職員令による官制改革
2 政府軍創設議論
3 大隈重信の財政
4 大久保・木戸帰国、長州内乱
第5節 西郷新政府に、御親兵設置、廃藩置県、官制改革
1 藩制布告
2 西郷新政府に登場、御親兵設置
3 廃藩置県
4 官制改革
第6節 岩倉使節団派遣
1 使節団派遣に至るまで
2 使節団の動き
第7節 民政諸施策の展開
1 明治初の近代化諸施策の展開
2 使節団留守中の諸施策の急展開
3 明治6年5月の政変
4 地租改正
5 長州閥の腐敗
第8節 征韓論、明治6年の政変
1 問題の発端
2 留守政府内の議論
3 征韓論の展開と明治6年の政変
第9節 大久保政権
1 大久保政権発足
2 士族反乱と外征─明治7年
3 漸次立憲体制整備、政体整備
4 内務省体制整備など
第10節 樺太、琉球、江華島問題
1 樺太帰属問題
2 琉球帰属問題
3 江華島事件と日朝修好条規
4 士族反乱〜熊本神風連の乱、秋月の乱、萩の乱
第11節 西南戦争、西郷の死
1 戦争まで
2 西南戦争
第12節 木戸、大久保の死、明治天皇
1 木戸孝允、大久保利通の死
2 明治天皇


終章
 

あとがき
 

幕末・明治時代年表
 

参考文献

税込価格: 2,200 円 (本体価格: 2,000 円)

和 邦夫

ページ数 / 判型: 292ページ / B6判

2021年4月19日刊

ISBN: 978-4-7547-2888-5

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